› 人間万事塞翁が馬 (IT通信 高橋庸正) › 2010年04月
2010年04月27日
4・25普天間飛行場の閉鎖・返還を求める沖縄県民大会に9万人
4月25日、「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し国外・県外移設を求める県民大会」に、嫁さんと一緒に参加してきました。
以前の大会の時に渋滞で開始に遅れたことがあったので、午前10時に出発しました。
集会中の話では渋滞が10キロとのことでしたので、早く出発したのは正解でした。
読谷村でこのような県民大会が開催されるのは初めてではないでしょうか。
集会前のアトラクションもまだだったので、木陰に場所を取ったあと、付近を探索しました。
残波の大獅子を制作した彫刻家の金城実さんの作品「銃剣とブルドーザー」が、会場入り口近くの駐車場に展示されてました。
銃剣の兵士を押し立ててブルドーザーで突き進んでくる米軍と、抵抗する民衆の等身大の作品です。
よく見ると阿波根昌鴻さんや屋良朝苗さん、瀬長亀次郎さんも混じっています。
本集会の前に読谷村独自の「米軍人によるひき逃げ死亡事件 読谷村民報告集会」も開かれました。
本集会には仲井真弘多県知事をはじめ、全41市町村の首長(首長代理を含む)も出席しました。
家族連れの参加が目立ったことも印象的でした。
参加者数は渋滞で参加できなかった人を合わせて9万人と発表されました!
130万県民のうち9万人が集まろうとすれば、どれだけ臨時バスを出しても満杯になるし、すさまじい渋滞も引き起こします。
大会が終わったあとも、間に合わなかった車が続々と会場入りしていました。
間に合っていればすごい数だったことでしょう。
沖縄県民はもうこれ以上できないぐらいに意思表示していると思います。
これまでいったい何度、県民大会が開催され、自治体決議があげられてきたことか...。
それでも変わらない。
72年の祖国復帰に込められた願い(http://yosei.ti-da.net/e2336382.html)はどれほど実現したのか、してないのか。
国外移設にしても県外移設にしても政府が決断しなければ実現できません。
沖縄には、人の痛みをも自らの痛みとする「肝苦(ちむぐり)さ」という言葉があります。
「基地沖縄の苦しみを本土住民に押し付けるのは県民の本意ではない」といいます。
逆に沖縄の耐え難い現状を認識し、「肝苦さ」を多くの皆さんと共有することが求められていると思います。
▽大会決議文
普天間飛行場の返還は平成8年日米特別行動委員会(SACO)合意から13年経過した今なお実現を見ることはなく、その危険性は放置されたままです。
しかも、平成16年(2004年)8月13日に発生した沖縄国際大学構内への米軍海兵隊所属CH53D大型輸送機ヘリコプターの墜落事故は、市街地に位置し、住宅や学校等が密集する普天間飛行場の危険極まりない現実を明らかにしました。一歩間違えば大惨事を引き起こしかねず「世界一危険な飛行場」の存在を改めて内外に明らかにしています。しかも、平成18年(2006年)の在日米軍再編協議では同飛行場の全面返還を合意しており、県民や宜野湾市民は、最も危険な普天間飛行場を早期に全面返還し、政府の責任において跡地利用等課題解決を求めているのです。
私たち沖縄県民は、去る大戦の悲惨な教訓から戦後一貫して「命どぅ宝」、基地のない平和で安全な沖縄を希求してきました。にも関わらずSACO合意の「普天間飛行場条件つき返還」は新たな基地の県内移設に他なりません。
県民の意思はこれまで行われた住民投票や県民大会、各種世論調査などで明確に示され、移設先とされた名護市辺野古沿岸域は国の天然記念物で、国際保護獣のジュゴンをはじめとする希少生物をはぐくむ貴重な海域であり、また新たなサンゴ群落が見つかるなど世界にも類をみない美しい海域であることが確認されています。
名護市長は、辺野古の海上及び陸上への基地建設に反対しています。また、勝連半島沖埋め立て案についてはうるま市長・市議会ともに反対を表明しています。
よって、私たち沖縄県民は、県民の生命・財産・生活環境を守る立場から、日米両政府が普天間飛行場を早期に閉鎖・返還するとともに、県内移設を断念し、国外・県外に移設されるよう強く求めるものです。
以上決議する。
▽大会スローガン
日米地位協定の抜本的改定を求める。
返還後の跡地利用を促進するため、国の責任で、環境浄化、経済対策などを求める。
返還に伴う、地権者補償、基地従業員の雇用確保を国の責任で行うよう求める。
以前の大会の時に渋滞で開始に遅れたことがあったので、午前10時に出発しました。
集会中の話では渋滞が10キロとのことでしたので、早く出発したのは正解でした。
読谷村でこのような県民大会が開催されるのは初めてではないでしょうか。
集会前のアトラクションもまだだったので、木陰に場所を取ったあと、付近を探索しました。
残波の大獅子を制作した彫刻家の金城実さんの作品「銃剣とブルドーザー」が、会場入り口近くの駐車場に展示されてました。
銃剣の兵士を押し立ててブルドーザーで突き進んでくる米軍と、抵抗する民衆の等身大の作品です。
よく見ると阿波根昌鴻さんや屋良朝苗さん、瀬長亀次郎さんも混じっています。
本集会の前に読谷村独自の「米軍人によるひき逃げ死亡事件 読谷村民報告集会」も開かれました。
本集会には仲井真弘多県知事をはじめ、全41市町村の首長(首長代理を含む)も出席しました。
家族連れの参加が目立ったことも印象的でした。
参加者数は渋滞で参加できなかった人を合わせて9万人と発表されました!
130万県民のうち9万人が集まろうとすれば、どれだけ臨時バスを出しても満杯になるし、すさまじい渋滞も引き起こします。
大会が終わったあとも、間に合わなかった車が続々と会場入りしていました。
間に合っていればすごい数だったことでしょう。
沖縄県民はもうこれ以上できないぐらいに意思表示していると思います。
これまでいったい何度、県民大会が開催され、自治体決議があげられてきたことか...。
それでも変わらない。
72年の祖国復帰に込められた願い(http://yosei.ti-da.net/e2336382.html)はどれほど実現したのか、してないのか。
国外移設にしても県外移設にしても政府が決断しなければ実現できません。
沖縄には、人の痛みをも自らの痛みとする「肝苦(ちむぐり)さ」という言葉があります。
「基地沖縄の苦しみを本土住民に押し付けるのは県民の本意ではない」といいます。
逆に沖縄の耐え難い現状を認識し、「肝苦さ」を多くの皆さんと共有することが求められていると思います。
▽大会決議文
普天間飛行場の返還は平成8年日米特別行動委員会(SACO)合意から13年経過した今なお実現を見ることはなく、その危険性は放置されたままです。
しかも、平成16年(2004年)8月13日に発生した沖縄国際大学構内への米軍海兵隊所属CH53D大型輸送機ヘリコプターの墜落事故は、市街地に位置し、住宅や学校等が密集する普天間飛行場の危険極まりない現実を明らかにしました。一歩間違えば大惨事を引き起こしかねず「世界一危険な飛行場」の存在を改めて内外に明らかにしています。しかも、平成18年(2006年)の在日米軍再編協議では同飛行場の全面返還を合意しており、県民や宜野湾市民は、最も危険な普天間飛行場を早期に全面返還し、政府の責任において跡地利用等課題解決を求めているのです。
私たち沖縄県民は、去る大戦の悲惨な教訓から戦後一貫して「命どぅ宝」、基地のない平和で安全な沖縄を希求してきました。にも関わらずSACO合意の「普天間飛行場条件つき返還」は新たな基地の県内移設に他なりません。
県民の意思はこれまで行われた住民投票や県民大会、各種世論調査などで明確に示され、移設先とされた名護市辺野古沿岸域は国の天然記念物で、国際保護獣のジュゴンをはじめとする希少生物をはぐくむ貴重な海域であり、また新たなサンゴ群落が見つかるなど世界にも類をみない美しい海域であることが確認されています。
名護市長は、辺野古の海上及び陸上への基地建設に反対しています。また、勝連半島沖埋め立て案についてはうるま市長・市議会ともに反対を表明しています。
よって、私たち沖縄県民は、県民の生命・財産・生活環境を守る立場から、日米両政府が普天間飛行場を早期に閉鎖・返還するとともに、県内移設を断念し、国外・県外に移設されるよう強く求めるものです。
以上決議する。
▽大会スローガン
日米地位協定の抜本的改定を求める。
返還後の跡地利用を促進するため、国の責任で、環境浄化、経済対策などを求める。
返還に伴う、地権者補償、基地従業員の雇用確保を国の責任で行うよう求める。
2010年4月25日
2010年04月11日
オキコンさん主催「あるけあるけ大会」完歩に向け練習(19km)
今年もオキコンさん主催「あるけあるけ大会」が迫ってまいりました。
4月30日の夜10時に名護のA&Wを出発し、65キロを歩き、那覇市久米のゴールには、翌5月1日の夕方に到着する予定です。
詳しくはこちら。
第29回 歩け歩け大会 参加者募集のお知らせ
到着を夕方5時として延べ19時間なので、「なんだ平均時速は3.4キロか」と、なめてかかるとひどい目に遭います(http://yosei.ti-da.net/e2480346.html)。
今回初めて参加する人もいますが、少なくとも「30キロぐらい歩くの平気」でないと、完歩は難しいです。
そこで、4月10日(土)と4月17日(土)に練習をすることになりました。
4月10日13:00に集まり、まずは南風原レストランにて昼食。総勢8名。
出発点の佐敷の湯のユインチホテルへ移動後、14:30に出発。すでに予定より30分遅れています。
コースは基本的には尚巴志マラソンのコースですが、最後の3.5キロ(新里から津波古あたり)はショートカットしました。
http://www.shouhashi.jp/
ここ数日、曇りの日が続いていたのですが、さわやかに晴れあがりました。
ニライ橋、カナイ橋。
久高島もよく見えます。
3月20日に海開きをしたあざまサンサンビーチでは、泳いでいる人もちらほら。
すごいガジュマルがありました。
3人はシュガーホールから走り、私と日比さんは新里坂も走って登りました。
出発の遅れが最後まで尾を引き、予定より40分遅れて18:40に帰着。
初めて参加するしーのーさんも頑張って完歩! 初めてで19キロはすごいことだと思います。
大急ぎで佐敷の湯につかり、疲れをいやす間もなく、さらばんじ会に合流しました。
飲み始めるとさっきまでの疲れがどこへやら(楽しすぎて写真を撮るのを忘れてました)。
充実した1日でしたね。
皆さんお疲れ様でした。また来週!
4月30日の夜10時に名護のA&Wを出発し、65キロを歩き、那覇市久米のゴールには、翌5月1日の夕方に到着する予定です。
詳しくはこちら。
第29回 歩け歩け大会 参加者募集のお知らせ
到着を夕方5時として延べ19時間なので、「なんだ平均時速は3.4キロか」と、なめてかかるとひどい目に遭います(http://yosei.ti-da.net/e2480346.html)。
今回初めて参加する人もいますが、少なくとも「30キロぐらい歩くの平気」でないと、完歩は難しいです。
そこで、4月10日(土)と4月17日(土)に練習をすることになりました。
4月10日13:00に集まり、まずは南風原レストランにて昼食。総勢8名。
出発点の佐敷の湯のユインチホテルへ移動後、14:30に出発。すでに予定より30分遅れています。
コースは基本的には尚巴志マラソンのコースですが、最後の3.5キロ(新里から津波古あたり)はショートカットしました。
http://www.shouhashi.jp/
ここ数日、曇りの日が続いていたのですが、さわやかに晴れあがりました。
ニライ橋、カナイ橋。
久高島もよく見えます。
3月20日に海開きをしたあざまサンサンビーチでは、泳いでいる人もちらほら。
すごいガジュマルがありました。
3人はシュガーホールから走り、私と日比さんは新里坂も走って登りました。
出発の遅れが最後まで尾を引き、予定より40分遅れて18:40に帰着。
初めて参加するしーのーさんも頑張って完歩! 初めてで19キロはすごいことだと思います。
大急ぎで佐敷の湯につかり、疲れをいやす間もなく、さらばんじ会に合流しました。
飲み始めるとさっきまでの疲れがどこへやら(楽しすぎて写真を撮るのを忘れてました)。
充実した1日でしたね。
皆さんお疲れ様でした。また来週!
2010年04月05日
西浜陽子チャリティー公演
お世話になっている空手道場の師匠から民謡公演のチケットを頂きました。
師匠は、空手もさることながら、三線のコンクールでも優秀賞や最高賞を受賞されている腕前です。
沖縄民謡の奥深さのなんたるかも知らないまま南部の聖域、斎場御嶽(せいふぁーうたき)の麓にある知念社会福祉センターへ向かいました。
会場はものすごい人でいっぱい!!
師匠は、プログラム始めの「かりゆしぬ歌」で前座を務め、三線と歌を披露されました。
公演は最初から最後まで、うちなー口で大いに盛り上がって、寸劇や掛け合いでは笑いも巻き起こりましたが、私達夫婦はほとんど理解できず、周りを見渡すばかりでした。
それにしても子供から若者、お年寄りまで、幅広い年代層が来場していたことがとても新鮮でした。
今日の主役の西浜陽子さんは知念の出身。
決して裕福な生い立ちではなく大変な苦労をされて民謡で生計をたて、家族を支えてこられれた方。
ソウルフルで優しさを失わず、故郷の伝統をしっかりと守ってきた西浜陽子さんは、これまで本土においても様々な賞を総なめにしてきたことを初めて知りました。
クオリティーの高い公演は、すばらしかったです。
今回のチャリティーは、西浜陽子さんが初の故郷凱旋公演。
故郷に恩を忘れず、貢献するためのチャリティーとのことです。
最後はやっぱりカチャーシー。
帰りがけに師匠から、「三線も習いに来なさい」と声をかけて頂きました。
師匠は、空手もさることながら、三線のコンクールでも優秀賞や最高賞を受賞されている腕前です。
沖縄民謡の奥深さのなんたるかも知らないまま南部の聖域、斎場御嶽(せいふぁーうたき)の麓にある知念社会福祉センターへ向かいました。
会場はものすごい人でいっぱい!!
師匠は、プログラム始めの「かりゆしぬ歌」で前座を務め、三線と歌を披露されました。
公演は最初から最後まで、うちなー口で大いに盛り上がって、寸劇や掛け合いでは笑いも巻き起こりましたが、私達夫婦はほとんど理解できず、周りを見渡すばかりでした。
それにしても子供から若者、お年寄りまで、幅広い年代層が来場していたことがとても新鮮でした。
今日の主役の西浜陽子さんは知念の出身。
決して裕福な生い立ちではなく大変な苦労をされて民謡で生計をたて、家族を支えてこられれた方。
ソウルフルで優しさを失わず、故郷の伝統をしっかりと守ってきた西浜陽子さんは、これまで本土においても様々な賞を総なめにしてきたことを初めて知りました。
クオリティーの高い公演は、すばらしかったです。
今回のチャリティーは、西浜陽子さんが初の故郷凱旋公演。
故郷に恩を忘れず、貢献するためのチャリティーとのことです。
最後はやっぱりカチャーシー。
帰りがけに師匠から、「三線も習いに来なさい」と声をかけて頂きました。
2010年04月02日
井海宏通氏講演会「戦略的顧客管理のススメ」のご報告
先日お知らせした、株式会社経営戦略オフィスの井海宏通氏の講演会のご報告です。
「1、顧客管理の目的」から開始です。
・顧客管理の目的は○○○○○の削減である。
・顧客台帳は□□□□である。
○○○○○と□□□□の中に入る言葉は何でしょう?
井海さんのセミナーではこうした質問が良くあります。
答えは、
・顧客管理の目的は「営業コスト」の削減である。
・顧客台帳は「経営資源」である。
でした。
・新規客とリピート客では利益率が異なる。
・高い収益を上げるにはリピーターの獲得が鍵。
・顧客管理の目的は「顧客を増やし、囲い込むこと」と「少ない営業コストで大きな粗利益を得ること」の2つ。
そして顧客管理の必然性として5つ。
・顧客の立場や事情を深く知らないと、提案がピント外れになる。
・顧客の要望を社内で共有しないと、サービスでボロが出る。
・顧客に商品案内をかけるタイミングを間違えると、商機を失う。
・顧客に定期的にコンタクトしないと、競合他社に浮気される。
・顧客情報の管理を個人に委ねていると、退職時に持って行かれる。
総じて、「顧客管理が弱い会社は、ポロポロ利益をこぼしている」とのことでした。
さらに、脳内顧客管理の限界として4つ。
・人間の記憶力には限りがある。
・タイミング良く思い出せない。
・社員間の引き継ぎが十分にできない。
・個人技営業から抜け出せない。
ということで、本格的な顧客管理はITを使わないと不可能とのことでした。
続いて、「2、提案営業」「3、顧客増加の仕組み」「4、顧客管理の導入ポイント」までを1時間半。
リピーターの獲得がとても重要ということで、わたし自身、大変勉強になりました。
続きまして、沖縄コンピュータ販売株式会社の山川氏による共同開発中の「CTI-CRM-IT日報-グループウェアの統合システム」のデモンストレーションです。
おおまかには、顧客情報を一元的に管理し、皆で情報を共有し、応対や営業に役立てていくシステムです。
そのために営業日報や保守報告、電話対応等を全て顧客情報と結びつけて管理します。
電話がかかってきた時には電話システムと連動し、顧客情報が電話を取る前に閲覧できます。
日報や電話履歴、掲示板は必要な人に読んでもらうようにメッセージを送ることができ、既読か未読かも一覧できます。
さらに販売管理システムと連動させたり、顧客ごとに文書ファイルや写真ファイルを管理したりといったシステムです。
大企業ではすでに導入されているシステムですが、受託開発の専用システムなので大変高価です。
これをパッケージ化して中小企業でも導入できるように安価に提供しようというのが目標です。
開発開始から約2年。よくぞここまで来たものです。
構想した全機能の実現にはもう一踏ん張りです。
http://www.it-tusin.com/crm-cti-chirashi-web.pdf
「1、顧客管理の目的」から開始です。
・顧客管理の目的は○○○○○の削減である。
・顧客台帳は□□□□である。
○○○○○と□□□□の中に入る言葉は何でしょう?
井海さんのセミナーではこうした質問が良くあります。
答えは、
・顧客管理の目的は「営業コスト」の削減である。
・顧客台帳は「経営資源」である。
でした。
・新規客とリピート客では利益率が異なる。
・高い収益を上げるにはリピーターの獲得が鍵。
・顧客管理の目的は「顧客を増やし、囲い込むこと」と「少ない営業コストで大きな粗利益を得ること」の2つ。
そして顧客管理の必然性として5つ。
・顧客の立場や事情を深く知らないと、提案がピント外れになる。
・顧客の要望を社内で共有しないと、サービスでボロが出る。
・顧客に商品案内をかけるタイミングを間違えると、商機を失う。
・顧客に定期的にコンタクトしないと、競合他社に浮気される。
・顧客情報の管理を個人に委ねていると、退職時に持って行かれる。
総じて、「顧客管理が弱い会社は、ポロポロ利益をこぼしている」とのことでした。
さらに、脳内顧客管理の限界として4つ。
・人間の記憶力には限りがある。
・タイミング良く思い出せない。
・社員間の引き継ぎが十分にできない。
・個人技営業から抜け出せない。
ということで、本格的な顧客管理はITを使わないと不可能とのことでした。
続いて、「2、提案営業」「3、顧客増加の仕組み」「4、顧客管理の導入ポイント」までを1時間半。
リピーターの獲得がとても重要ということで、わたし自身、大変勉強になりました。
続きまして、沖縄コンピュータ販売株式会社の山川氏による共同開発中の「CTI-CRM-IT日報-グループウェアの統合システム」のデモンストレーションです。
おおまかには、顧客情報を一元的に管理し、皆で情報を共有し、応対や営業に役立てていくシステムです。
そのために営業日報や保守報告、電話対応等を全て顧客情報と結びつけて管理します。
電話がかかってきた時には電話システムと連動し、顧客情報が電話を取る前に閲覧できます。
日報や電話履歴、掲示板は必要な人に読んでもらうようにメッセージを送ることができ、既読か未読かも一覧できます。
さらに販売管理システムと連動させたり、顧客ごとに文書ファイルや写真ファイルを管理したりといったシステムです。
大企業ではすでに導入されているシステムですが、受託開発の専用システムなので大変高価です。
これをパッケージ化して中小企業でも導入できるように安価に提供しようというのが目標です。
開発開始から約2年。よくぞここまで来たものです。
構想した全機能の実現にはもう一踏ん張りです。
http://www.it-tusin.com/crm-cti-chirashi-web.pdf